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[15a-P7-11] MgB2超電導バルク体の磁化緩和特性
キーワード:超電導、MgB2、磁場
MgB2は、金属系超電導体最高の約40 KのTcをもち、冷凍機冷却による超電導磁石などへの応用が期待される。さらにMgB2は異方性が低く、比較的長いコヒーレンス長を持つことから、無配向の多結晶体においても粒間の弱結合の問題がなく、優れた臨界電流特性を示し[2]、試料全体で均一な超電導特性を示すことが期待される。すなわち、MgB2は超電導バルク磁石としてNMR等の計測機器への応用に実用上有利であると考えられる。これまで我々は、均質性の優れた、大型MgB2バルク体の開発を行ってきた。本研究では、計測機器への応用ポテンシャルを明らかにするために、MgB2バルク体の磁化緩和特性の評価を行った。