2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[15p-419-1~8] 加速器・宇宙科学における真空技術の現状と展望

2017年3月15日(水) 13:15 〜 17:30 419 (419)

中村 健(産総研)、吉田 肇(産総研)、本田 融(高エネ研)

17:00 〜 17:30

[15p-419-8] 新世代放射光源におけるNEGコーティング技術の応用

谷本 育律1 (1.高エネ研)

キーワード:非蒸発型ゲッターコーティング、放射光、光刺激脱離

新世代高輝度放射光源では十分な電子ビーム寿命を得るために必要な10^-8 Pa台の超高真空を実現することが困難となってきている。その主要因はビームダクトが内径約25mmに狭小化され、放射光照射による光刺激脱離(PSD)ガスを効率良く排気できないためである。このPSDガス放出の低減とビーム路における実効排気速度向上を同時に実現させる手段として、ダクト内面にTiZrVの非蒸発型ゲッター(NEG)材を成膜するNEGコーティングが注目されている。