15:00 〜 15:15
[15p-424-7] PtML/Pd (110)上での酸素還元反応
キーワード:酸素還元反応、第一原理計算
酸素還元反応(ORR)は固体高分子形燃料電池(PEFC)でボトルネックとなる過程であり、そのため触媒としてPtが用いられてきた。Pt使用量を削減するため、Pt原子層(PtML)を別の金属表面に被覆させた系が考えられてきた[1-4]。
我々はこれまでに、PdやAgを用いた系に着目し、特にPtML/Ag (110)上で酸素解離に活性化障壁が存在しないことを示してきた[5]。本研究ではPtML/Pd (110)について、その表面上でのORRを第一原理計算から調べた。まず、O2分子のsbサイトへの解離には活性化障壁が存在しないことがわかった。また、解離したO原子(Oads)へのプロトン化過程を調べ活性化障壁が存在しないことを示した。
我々はこれまでに、PdやAgを用いた系に着目し、特にPtML/Ag (110)上で酸素解離に活性化障壁が存在しないことを示してきた[5]。本研究ではPtML/Pd (110)について、その表面上でのORRを第一原理計算から調べた。まず、O2分子のsbサイトへの解離には活性化障壁が存在しないことがわかった。また、解離したO原子(Oads)へのプロトン化過程を調べ活性化障壁が存在しないことを示した。