2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[15p-424-1~19] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2017年3月15日(水) 13:15 〜 18:30 424 (424)

小栗 和也(東海大)、原 一広(九大)、阿部 浩之(量研機構)

15:00 〜 15:15

[15p-424-7] PtML/Pd (110)上での酸素還元反応

政広 泰1、松谷 耕一1、海江田 武 武1、西崎 允子1、Chantaramolee Bhume2、Lim Paulus2、〇(D)Kishida Ryo2、国方 伸一2、Dino Wilson2,3 (1.田中貴金属工業株式会社、2.阪大院工、3.アトミックデザイン研究セ)

キーワード:酸素還元反応、第一原理計算

酸素還元反応(ORR)は固体高分子形燃料電池(PEFC)でボトルネックとなる過程であり、そのため触媒としてPtが用いられてきた。Pt使用量を削減するため、Pt原子層(PtML)を別の金属表面に被覆させた系が考えられてきた[1-4]。
我々はこれまでに、PdやAgを用いた系に着目し、特にPtML/Ag (110)上で酸素解離に活性化障壁が存在しないことを示してきた[5]。本研究ではPtML/Pd (110)について、その表面上でのORRを第一原理計算から調べた。まず、O2分子のsbサイトへの解離には活性化障壁が存在しないことがわかった。また、解離したO原子(Oads)へのプロトン化過程を調べ活性化障壁が存在しないことを示した。