2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[15p-E206-1~15] 9.4 熱電変換

9.4と16.2のコードシェアセッションあり

2017年3月15日(水) 13:45 〜 18:15 E206 (E206)

都甲 薫(筑波大)、池田 浩也(静岡大)、岡本 和也(山口東理大)

16:00 〜 16:15

[15p-E206-9] ZnOナノワイヤ埋め込み構造の出力因子増大効果の解明

〇(D)石部 貴史1、留田 純希1、渡辺 健太郎1,2、吉川 純3、中村 芳明1,2 (1.阪大院基礎工、2.CREST-JST、3.物材機構)

キーワード:酸化物、ナノワイヤ、パワーファクター

可視域で透明なZnOは、酸化物の中ではゼーベック係数Sと電気伝導率σであらわされる出力因子S2σが高いため、透明熱電材料としての応用が期待される。しかし、産業利用するためには性能が不十分であり、S2σの増大とκの低減が求められる。前回、ZnOナノワイヤ埋め込み構造の形成を行い、ナノワイヤを埋め込むことで、S2σを約2倍増大した。本研究では、ナノワイヤがZnOの電気伝導に及ぼす効果を調査し、S2σの増大機構を解明する。