2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.10 化合物太陽電池

[15p-F201-1~10] 13.10 化合物太陽電池

2017年3月15日(水) 13:15 〜 15:45 F201 (F201)

荒木 秀明(長岡高専)

13:15 〜 13:30

[15p-F201-1] VI族蒸気圧制御によるCu2ZnSn(S,Se)4薄膜の作製

〇(D)杉本 寛太1、江尾 卓也1、陶山 直樹1、中田 和吉1、山田 明1 (1.東工大工学院)

キーワード:カルコゲナイド、太陽電池

これまで、本研究室ではVI族元素およびSnの粉末とCu2ZnSn(S,Se)4(CZTSSe)膜を容器に同梱してアニール処理を行ってきた。アニール時のVI族蒸気を制御するために任意の時間に石英ロッドを用いてSまたはSe粉末をアニール炉内へ供給する装置を開発した。アニール時にSを添加した場合、CZTSSe膜のS/(S+Se)比がほとんど変化しなかった。一方、Seを添加することによってS/(S+Se)比は0.60から0.51まで低下した。さらに、容器内のSを減少させることでS/(S+Se)比は0.40まで減少した。