2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[15p-F204-1~19] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2017年3月15日(水) 13:30 〜 19:00 F204 (F204)

牧野 高紘(量研機構)、加藤 正史(名工大)

18:45 〜 19:00

[15p-F204-19] 4H-SiC m面のN2アニールによる構造変化

塩路 淳1、ビシコフスキー アントン1、梶原 隆司1、田中 悟1 (1.九大院工)

キーワード:表面構造

SiC-MOSFETにおいて、SiO2/4H-SiC(1-100)界面の窒化により飛躍的な性能向上の可能性がある。そこで、我々は市販m面(1-100)SiC基板にN2アニールを行い、AFM、LEED、XPSを用いて表面構造を調べた。LEEDでは、実空間1次元構造に対応しているストリークが観察され、XPSでは、N1s軌道においてN-Si結合を示すピークが観察された。即ち、N2アニール後の表面では、窒素原子がSi原子と結合し、[0001]方向に1次元構造を形成していることが考えられる。