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△ [16a-416-8] X線によるフォトクロミック分子の高効率連鎖異性化反応
キーワード:フォトクロミズム、放射線、線量計
フォトクロミックターアリーレンは紫外光照射により閉環体が生成され、π共役が広がることで着色することが知られている。消色反応は一般的に熱や可視光照射などで起こるが、本研究ではX線を用いてカチオンラジカルを生成させることで、酸化的異性化および連鎖電荷移動反応による高効率消色反応を行った。結果、現在の有機分子では最高感度となる0.001Gyでの放射線応答を示した。