2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[16a-416-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2017年3月16日(木) 09:00 〜 11:45 416 (416+417)

野々口 斐之(奈良先端大)、末森 浩司(産総研)

11:00 〜 11:15

[16a-416-8] X線によるフォトクロミック分子の高効率連鎖異性化反応

朝戸 良輔1、中嶋 琢也1、柳田 健之1、岡田 豪1、河口 範明1、河合 壯1 (1.奈良先端大)

キーワード:フォトクロミズム、放射線、線量計

フォトクロミックターアリーレンは紫外光照射により閉環体が生成され、π共役が広がることで着色することが知られている。消色反応は一般的に熱や可視光照射などで起こるが、本研究ではX線を用いてカチオンラジカルを生成させることで、酸化的異性化および連鎖電荷移動反応による高効率消色反応を行った。結果、現在の有機分子では最高感度となる0.001Gyでの放射線応答を示した。