2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[16a-F203-1~11] 17.3 層状物質

2017年3月16日(木) 09:00 〜 12:15 F203 (F203)

安藤 淳(産総研)

09:00 〜 09:15

[16a-F203-1] 原子層半導体/強相関酸化物ヘテロ構造の創製と電気特性評価

山本 真人1、神吉 輝夫1、服部 梓1、野内 亮2、上野 啓司3、田中 秀和1 (1.阪大産研、2.阪府大N2RC、3.埼玉大院理工)

キーワード:原子層半導体、強相関酸化物

本研究では、340 K付近で金属-絶縁体相転移を示す強相関酸化物VO2と、原子層半導体であるMoS2およびWSe2とのヘテロ界面を介した電気伝導特性を調べた。VO2-WSe2接合においては、VO2の相転移に伴い整流性が大きく変化するものの、VO2-MoS2接合では整流性は観察されなかった。この結果は強相関酸化物と適切な原子層半導体とを組み合わせることで、整流性を有する強相関デバイスを作製できることを示している。