[16a-P2-1~18] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[16a-P2-14] 脂質二分子膜に対する多方向電気特性評価用シリコンチップの作製

〇大堀 健¹、平野 愛弓^1,2、但木 大介¹、山浦 大地¹、荒木 駿¹、吉田 美優¹、荒田 航平¹、山本 英明³、庭野 道夫¹ (1.東北大通研、2.東北大AIMR、3.東北大学際研)

キーワード：脂質二分子膜、半導体シリコンチップ、半導体微細加工技術

脂質二分子膜は数nm程度の薄さで、GΩを超える高い絶縁性を有する生体膜である。我々はこの膜を人工的に形成するための支持体となるSiチップの開発を行ってきた。現在この膜の工学的なデバイスへの応用が期待されており、そのために膜に対して多方向から電気的な刺激を加え、制御するための系の構築が必要となっている。今回は膜に対して平行方向に刺激を加えるための電極を有するチップのプロセスを構築し、作製したチップで二分子膜が形成可能なことを確認した。