2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » CS.5 9.4熱電変換,16.2エナジーハーベスティングのコードシェアセッション

[16a-P6-1~22] CS.5 9.4熱電変換,16.2エナジーハーベスティングのコードシェアセッション

2017年3月16日(木) 09:30 〜 11:30 P6 (展示ホールB)

09:30 〜 11:30

[16a-P6-22] 二重封止式温度勾配法を用いたSnSe結晶の作製と熱電特性評価

〇(B)寺社下 文也1、辻岡 祐介2、田橋 正浩1、高橋 誠1、後藤 英雄1、土屋 雄司2、一野 祐亮2、吉田 隆2 (1.中部大工、2.名大工)

キーワード:熱電材料、SnSe、二重封止式温度勾配法

近年,SnSeは熱電材料の変換効率を表す無次元性能指数ZTが最大で,b軸方向では2.6を,c軸方向では2.3と高い値を示すことが報告された。しかし,a軸方向ではZTが0.8と低い値を示すため,結晶方位が揃ったSnSeの作製が必要となる。本研究では前報に引き続き,単結晶基板上にSnSe結晶を融液成長させ,SnSeの結晶性と熱電特性におよぼす熱処理条件の影響について調べた。また,SnSeは高い蒸気圧を有するため,高温での熱電特性評価は難しい。そこでSnSeの熱電特性を高い温度まで測定可能な熱電特性評価装置を作製した。