2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[16p-302-1~11] プリンテッドエレクトロニクスにおける有機トランジスタの現状と課題

2017年3月16日(木) 13:15 〜 18:45 302 (302)

森 健彦(東工大)、工藤 一浩(千葉大)

13:15 〜 13:45

[16p-302-1] 高移動度有機半導体の分子設計 ~限界と可能性~

瀧宮 和男1 (1.理研 CEMS)

キーワード:有機半導体、有機トランジスタ

演者らは新たな材料の合成研究を中心に高移動度有機半導体材料の開発を目指し、この10年余り研究を行ってきた。現在の最先端の有機半導体材料の特性は非常に高いレベルに達しており、有機半導体の大いなる可能性を感じさせるものがある。今後、実用化を可能にするためにも、他の材料に対する優位性を明確にすることは重要であると思われる。その中で、「高移動度化」は重要な要素であり、その限界と可能性について、演者らが研究を行ってきたチエノアセン系材料をもとに議論したい。