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[17p-418-9] 対向ターゲットスパッタ法によるTi原子の同位体スペクトルの測定
キーワード:飽和吸収スペクトル、対向ターゲットスパッタ装置
Ti原子は5つの安定同位体46-50Tiがあり、この吸収は約4GHzの範囲に分布する。同位体効果は、原子核の質量差と体積の差に起因するものであるが、他の電子状態との摂動により、局所的に同位体シフトが大きく変動することがあるため、この評価は遷移ごとに行う必要がある。プラズマ状態診断のためには、準安定状態が寄与する遷移に対する同位体スペクトルが重要であるが、これらの解析は十分に行われていない。今回、近赤外領域9950-14380cm-1に属する42本の遷移に対して、飽和吸収スペクトルを測定したので、これについて報告する。