2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[18p-225A-1~12] 1.1 応用物理一般・学際領域

2018年9月18日(火) 13:15 〜 16:30 225A (225)

面谷 信(東海大)、松谷 晃宏(東工大)

16:15 〜 16:30

[18p-225A-12] ヴァイオリン演奏における弓の震え(顫動)に関する擦弦時の実験

松谷 晃宏1 (1.東工大)

キーワード:ヴァイオリン

ヴァイオリンなどの擦弦楽器の演奏では運弓技術はたいへん重要であるが,「弓が踊る」と呼ばれる運弓中の弓の震え(顫動)がヴァイオリンの学習者にはしばしばみられる.筆者は前回までに,この震えには弓毛の接触位置と張力依存性が存在すること,弓を傾斜させて持つことも震えの抑制に有効となる可能があること,弓を保持する指のわずかな振動は弓の震えの一因となっているということを実験的に示したが,これらの実験は弦の上に静止した弓での実験であった.今回は擦弦中の弓の震えに関する基礎的な実験を行ったので報告する.