2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

17 ナノカーボン » 17 ナノカーボン(ポスター)

[18p-PB3-1~95] 17 ナノカーボン(ポスター)

2018年9月18日(火) 16:00 〜 18:00 PB (白鳥ホール)

16:00 〜 18:00

[18p-PB3-37] 鉄内包カーボンナノチューブの磁気特性の酸化ニッケル触媒膜厚依存性

飯田 望1、佐藤 英樹1、藤原 裕司1 (1.三重大院工)

キーワード:ナノチューブ、ナノワイヤ、保磁力

鉄内包カーボンナノチューブ(Fe@CNT)は,CNT空洞内に内包される鉄ナノワイヤの高アスペクト比形状により,室温で高い保磁力を示す。この特性を利用し,Fe@CNTによる高性能なフレキシブル永久磁石など,様々な磁気応用の実現が期待できる。本研究では,触媒金属として用いる酸化Ni触媒薄膜が,この上に成長するFe@CNTの磁気特性に及ぼす影響を調べた。その結果,酸化Ni触媒1.0 nmのときに保磁力が最大となり,最大保磁力は2.20 kOeであった。