2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[19a-146-1~12] 15.4 III-V族窒化物結晶

2018年9月19日(水) 09:00 〜 12:15 146 (レセプションホール)

小島 一信(東北大)、船戸 充(京大)

11:00 〜 11:15

[19a-146-8] 表面プラズモンによるInGaN/GaN多層量子井戸への発光増強効果

〇(M1)村尾 文弥1、中村 俊樹1、松山 哲也1、和田 健司1、船戸 充2、川上 養一2、岡本 晃一1 (1.大阪府立大学、2.京都大学)

キーワード:プラズモン、InGaN、プラズモニクス

InGaN / GaN量子井戸(QWs)の3層(3QW)または10層(10QW)の多重構造からの青色発光を、表面プラズモン(SP)を用いて増強した。3QWにAgおよびAlを蒸着したところ、それぞれ8.5倍および3.4倍の増強が観察されたが、 SPの染み込み深さ(Agで16nm、Alで35nm)が短いため、10QWではそれぞれ4.1倍と2.2倍に減少した。しかしこの増強度は理論予想よりも大きく、この要因を解明・制御できれば、さらなる発光増強度、さらなる染み込みが達成できると期待される。