[19a-PB1-1~11] 9.5 新機能材料・新物性

[19a-PB1-10] エレクトライド物質LaScSiにおける格子間水素の電子状態 (II)

〇平石 雅俊¹、小嶋 健児^1,2、岡部 博孝^1,2、竹下 聡史¹、幸田 章宏^1,2、門野 良典^1,2、Wu Jiazhen³、Li Jiang³、細野 秀雄^3,4 (1.KEK物構研、2.総研大、3.東工大フロンティア研、4.東工大元素センター)

キーワード：エレクトライド、水素、ミュオンスピン回転実験

LaScSiは、格子中に存在する2種類の空隙に式量あたり最大で1.5個の水素を収納できることが知られている。近年、電子がアニオンとして振る舞うエレクトライド物質であることが明らかになり、特に、高効率のアンモニア合成触媒として機能発現に関わる水素の電子状態について注目されている。我々はLaScSi中の水素の電子状態を調べる目的でミュオンスピン回転実験を行なったので、その結果について報告する。