2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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[19p-224B-1~21] 17.1 カーボンナノチューブ,他のナノカーボン材料

2018年9月19日(水) 13:15 〜 18:45 224B (224-2)

本間 芳和(東理大)、丸山 隆浩(名城大)

14:00 〜 14:15

[19p-224B-4] カーボンナノチューブ薄膜上を移動する電解液滴からの発電:
大面積半導体薄膜を用いた高出力化

西 涼平1、廣谷 潤1、岸本 茂1、片浦 弘道2、大野 雄高1,3 (1.名大工、2.産総研、3.名大未来研)

キーワード:カーボンナノチューブ

近年、グラフェンやカーボンナノチューブ(CNT)薄膜と接触した電解液の運動により、起電力が生じることが報告されており、周辺環境に存在する小規模な流れから電気エネルギーを取り出せる可能性がある。前回我々は、CNT薄膜の表面を移動する電解液の液滴により発生する電圧について、等価回路モデルを提案し、それに基づき、CNT薄膜のシート抵抗の増加により高出力化を実現した。今回、スプレーコート法により大面積な半導体CNT薄膜を高速に形成し、発電素子を作製したところ、出力電力の大幅な増加を得たので報告する。