2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PB2-1~8] 6.5 表面物理・真空

2018年9月19日(水) 13:30 〜 15:30 PB (白鳥ホール)

13:30 〜 15:30

[19p-PB2-3] エアスプレー法によるカーボンナノチューブ薄膜の作製と導電性および透明性評価

金 勇一1、西川 英一1、渡邊 康之2、桑野 航平1、阪本 優貴1、黒須 聖樹1 (1.東理大工、2.諏訪理大工)

キーワード:カーボンナノチューブ

CNTの薄膜を簡単な方法により作製すべく、エアスプレーを用いてCNT溶液を空気圧により噴霧する簡単な方法で、CNT薄膜を作製することが可能であるか検討した。エアスプレーで噴霧するCNT溶液のサンプルとして、名城ナノカーボン社製MWNT INK (MWNT:2wt%,H2O) 1mlを蒸留水10mlで希釈したCNT溶液1mlをエアスプレーのカップ(9ml)に充填し、エアスプレーのトリガーを調整しながらCNT溶液をスプレーした。エアスプレー法により成膜したCNT薄膜を、簡易型低抵抗率計で表面抵抗率の測定を行い、走査型電子顕微鏡SEMを用いて表面形状を観察したところ表面抵抗(シート抵抗)は400Ω/□であった。一般にタッチパネルでは、500Ω/□、液晶ディスプレイでは100Ω/□以下の抵抗値が求められているが、この方法により成膜したCNT薄膜は比較的良好な抵抗値であった。