[20a-231A-1~10] 9.1 誘電材料・誘電体

△ [20a-231A-7] 有機強誘電体薄膜における結晶軸と強誘電ドメイン壁の方位の相関

〇(D)上村 洋平¹、荒井 俊人¹、堤 潤也²、松岡 悟志¹、熊井 玲児³、堀内 佐智雄²、長谷川 達生^1,2 (1.東大院工、2.産総研FLEC、3.高エネ研)

キーワード：有機強誘電体、電場変調分光、強誘電ドメイン観察技術

小さな抗電場（3 - 20 kV/cm）を示すプロトン移動型有機強誘電体のデバイス応用に向けて、薄膜における分極反転機構の理解が課題となっている。本研究では、電場による透過光強度の変化を用いて強誘電ドメインを可視化する「強誘電体電界変調イメージング（FFMI）」と、表面敏感な圧電応答力顕微鏡を併用してドメイン壁の3次元構造を観察してきた。今回は、X線結晶構造解析をもとにドメイン壁の方位と結晶軸の関係を調べたので報告する。