[20a-PB3-1~14] 3.9 テラヘルツ全般

[20a-PB3-14] テラヘルツ光渦によるアブレーション生成

〇瀬川 定志¹、上田 誠一郎¹、清水 智貴¹、ファン タン ニャ コア¹、加藤 康作¹、宮本 克彦^2,3、尾松 孝茂^2,3、牧野 孝太郎⁴、富永 淳二⁴、中野 隆志⁴、磯山 悟朗⁵、吉村 政志¹、中嶋 誠¹ (1.阪大レーザー研、2.千葉大院工、3.千葉大キラリティー研、4.産総研ナノエレ、5.阪大産研)

キーワード：テラヘルツ、光渦

光渦ビームは軌道角運動量を有しており、可視域の光渦ビームではこの角運動量に起因する特徴的な物質加工の例が報告されている。今回、我々はテラヘルツ自由電子レーザー(THz-FEL)からのTHz波を、Tsurupica樹脂による螺旋位相差板を通すことで光渦ビームへ変換した。光渦ビームを光記録材料であるGe₂Sb₂Te₅に照射することによるアブレーションの性質について調べた。照射箇所にはTHzビームの光渦構造に由来するものと考えられる突起状構造が観測された。