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[20p-225B-2] クライオ電子顕微鏡で明らかになったATP合成酵素の形と動き
キーワード:クライオ電子顕微鏡、ATP 合成酵素、生体エネルギー変換
ATP合成酵素は、プロトン(水素イオン)流で駆動される分子内回転運動によりATPを合成する驚異的な分子装置である。我々は、クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析により、V 型ATP合成酵素の全体構造を明らかにし、その原子モデルを構築した。今回得られた構造により、ATP合成に伴う外周部分の動き、複合体形成に必要なサブユニット間の相互作用、プロトンが通ると予想される親水的なトンネル構造がわかった。