2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PA3-1~13] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2018年9月20日(木) 13:30 〜 15:30 PA (イベントホール)

13:30 〜 15:30

[20p-PA3-3] 微細加工シリコンチップ中に再構成した脂質二分子膜における
無細胞合成hERGチャネルの薬物副作用の定量

〇(M1)常田 悠介1、加藤 美生1、山浦 大地1、荒田 航平1、但木 大介1、小宮 麻希1、山本 英明2、井上 遥香3、戸澤 譲3、庭野 道夫4、平野 愛弓1,2 (1.東北大通研、2.東北大AIMR、3.埼玉大院理工、4.東北福祉大)

キーワード:イオンチャネル、IC50、微細加工

膜タンパク質の一種であるイオンチャネルは、細胞膜内外へのイオン流出入に対するゲート機構を有し、イオンを選択的に透過させる機能を持つ。我々は人工脂質二分子膜にイオンチャネルを包埋した再構成系に基づく薬物スクリーニング系の開発を目指しており、今回は、この膜系に、無細胞合成系を用いて合成したhERGチャネルを包埋し、このチャネルに対する薬物副作用の定量化を試み、パッチクランプ法の結果との比較を行った。
Si基板にフォトリソグラフィ及びウェットエッチングにより微細孔を作製し、この微細孔中に単分子貼り合わせ法により脂質二分子膜を形成した。阻害剤を添加し、hERGチャネルの開口確率に基づいて阻害曲線の作成を行い、パッチクランプ法との比較を行った。