2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[21a-311-1~14] 17.2 グラフェン

2018年9月21日(金) 09:00 〜 12:45 311 (カスケード)

相馬 聡文(神戸大)

09:15 〜 09:30

[21a-311-2] グラフェンとh-BN境界のエネルギー論

澤畑 恒来1、山中 綾香2、丸山 実那1、岡田 晋1 (1.筑波大学、2.高度情報科学技術研究機構)

キーワード:グラフェン、h-BN、面内ヘテロ構造

グラフェンとh-BNのヘテロ境界について密度汎関数理論に基づく第一原理計算を通じてエネルギー論と成長機構の解明を図った。その結果、BC結合のエネルギー利得と極性によるエネルギー損失の競合から、カイラル角を持つBC境界がエネルギー的に安定であること、水素雰囲気下の成長ではジグザグ型のBC境界のみが選択的に形成され、超高真空ではジグザグ型が好まれることがわかった。