2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[21p-232-1~18] 6.2 カーボン系薄膜

2018年9月21日(金) 13:15 〜 18:00 232 (232)

徳田 規夫(金沢大)、鈴木 真理子(コーンズテクノロジー)、竹内 大輔(産総研)、宮崎 久生(東芝)

14:00 〜 14:15

[21p-232-4] Au/ダイヤモンドショットキー障壁高さの安定性評価とその向上

〇(PC)市川 公善1、嶋岡 毅紘1、小泉 聡1、寺地 徳之1 (1.物材機構)

キーワード:ダイヤモンド薄膜、ショットキーダイオード、界面

ダイヤモンドを用いたショットキーバリヤダイオード (SBD) は、ショットキー界面形成前の表面終端に特性が左右されるため、電極形成前の表面処理プロセスが重要である。我々はこれまで、真空紫外/ オゾン(VUV/O3)処理により面内で均一な酸素終端表面を形成することで、Au電極で約2.5eVのショットキー障壁(fb)を得ている。Au電極のアニール処理によりfbの減少が報告されているが、横型構造で寄生抵抗が高いため理想因子の正確な評価が難しい。本研究では、寄生抵抗が比較的小さい擬似縦構造のAu/ダイヤモンドSBDを作製し、界面形成後のアニールなどの外部刺激や外部環境がダイオード特性に及ぼす影響を調べた。