[17a-D102-1~10] 12.4 有機EL・トランジスタ

[17a-D102-9] アモルファス有機半導体α-NPDのAC伝導特性

〇林 稔晶¹、Duy Le Cong²、村田 英幸²、都倉 康弘³、藤原 聡¹ (1.NTT物性研、2.北陸先端大、3.筑波大)

キーワード：アモルファス有機半導体、インピーダンス分光、ホッピング伝導

ペンタセンと異なり、alpha-NPDはアモルファスでありながら分子密度が膜中でほぼ一定であり、ホッピング伝導を調べるのに適している。また、電極にMoO3を用いると、界面で電荷移動が生じるため良質なコンタクトを得ることができる。このようなデバイスを用いてホッピング伝導のAC伝導特性を調べた。低周波の極限でキャパシタンスが飽和すること、またその飽和値が温度とともに上昇することを発見した。このことはホッピング伝導の数値計算による結果と一致している。