2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[17a-F306-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2018年3月17日(土) 09:00 〜 12:15 F306 (61-306)

宇野 重康(立命館大)、宮本 浩一郎(東北大)

10:45 〜 11:00

[17a-F306-7] 酵素酸化還元サイクルを用いたアンモニアの電気化学的検出

佐々木 開1、長峯 邦明1,2、古澤 宏幸3、時任 静士1,2 (1.山形大院有機材料システム、2.山形大ROEL、3.山形大院理工)

キーワード:アンモニア、酵素酸化還元サイクル反応、電位差測定

近年、予防医学という観点から肝臓ガン・肝硬変と関連のある血中アンモニア(NH3)を簡便かつ高感度に検出可能なヘルスケアデバイス開発が望まれている。これにはアンモニアの電気シグナルへの変換機構およびシグナル増幅機構が必要である。本研究ではシグナル増幅できるグルタミン酸酸化酵素とグルタミン酸脱水素酵素を用いたアンモニア酸化還元サイクル反応と、その際に生じるH2O2を電位差で検出する電極構造を組み合わせて、電気化学的なアンモニア検出を検討した。