2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

7 ビーム応用 » 7 ビーム応用(ポスター)

[18a-P3-1~14] 7 ビーム応用(ポスター)

2018年3月18日(日) 09:30 〜 11:30 P3 (ベルサール高田馬場)

09:30 〜 11:30

[18a-P3-2] 2000 K級高温その場透過電子顕微鏡法の開発

〇(DC)手面 学1、岡本 拓哉1、村上 浩市1、木塚 徳志1 (1.筑波大学)

キーワード:その場TEM、耐熱材料

固体に作用する外力は、物体の形状を変形させ、場合によっては破壊・破断を起こさせる。最先端の耐熱合金や遮熱セラミックスなどの耐熱構造材料開発では、その材料が実際に使用される高温環境を再現し、破壊や変形が生じるときの原因と過程を原子レベルで明らかにすることが求められている。これまで著者らの研究室では、機械的変形過程を原子レベルで直接観察し、同時に応力-歪み関係を調べられるその場透過電子顕微鏡法と、2000 K級の加熱を可能とする試料ステージを用いた高温組織その場観察技術を開発してきた。本報告では、この両者の要素を組み入れたその場電子顕微鏡法、すなわち、2000 K級の温度で材料変形をその場観察できる透過電子顕微鏡法について紹介する。