[19p-P7-1~81] 2 放射線（ポスター）

[19p-P7-72] ドミノクロミック反応を用いた有機Ｘ線検出分子材料の開発

〇朝戸 良輔¹、Jan Patrick Calupitan^2,3、岡田 豪¹、中嶋 琢也¹、河口 範明¹、柳田 健之¹、河合 壯¹ (1.奈良先端大、2.CEMES-CNRS、3.Touluse-2 Univ.)

キーワード：Ｘ線検出、有機材料、フォトクロミック分子

個人線量計測技術の開発において、検出の即時性および携帯性を兼ね合わせた放射線感応性有機色素材料が検討されてきたが高感度化が大きな課題とされてきた。我々は新規合成したフォトクロミック分子の一部が、X線照射に伴う酸化的カチオンラジカル生成反応による高効率な電荷移動型増幅反応を起こすことを発見した。低線量のＸ線照射によって青色体が無色体へと連鎖的に変化する消色反応が見られたため、詳細を発表する。