2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[20a-A302-1~9] 3.10 光量子物理・技術

2018年3月20日(火) 09:00 〜 11:30 A302 (54-302)

内田 淳史(埼玉大)

10:00 〜 10:15

[20a-A302-5] 熱輻射光の位相雑音を用いたスケーラブルマルチビット物理乱数生成

南部 芳弘1,2、萬 伸一2、荒川 泰彦1,3 (1.東大ナノ量子機構、2.日本電気、3.東大生研)

キーワード:乱数、発生、暗号

真性乱数を生成可能な乱数生成器は実用的量子暗号装置の重要な構成要素であり、低コストで高速な乱数発生器の開発が望まれている。過去に報告されている高速乱数生成器は、(指数)個のコンパレータを並列動作させる高価なNビットA/D変換回路を用いて単一検出信号から直接M (< N)ビット乱数列を生成していた1。本報告では熱輻射光の位相雑音信号からM(線形)個のコンパレータを用いてスケーラブルにMビット乱数列を生成する新たな方法を提案する。