2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[20a-A304-1~12] 2.2 検出器開発

2018年3月20日(火) 09:00 〜 12:00 A304 (54-304)

藤原 健(産総研)

09:00 〜 09:15

[20a-A304-1] GPGPUによる細胞レベルの放射線シミュレータ「MPEXS-DNA」の開発

岡田 勝吾1、村上 晃一1、尼子 勝哉1、佐々木 節1、木村 彰徳2、小井 辰巳3、浅井 眞3、Dotti Andorea3、Gerritsen Margot4、Incerti Sebastien5 (1.高エネ研、2.足利工大、3.SLAC、4.スタンフォード大、5.CENBG)

キーワード:シミュレーション、マイクロドジメトリ、GPGPU

細胞レベルの放射線シミュレーションでは,細胞内のエネルギー損失分布の計算と化学種の拡散・反応計算において, CPUでは数日から週単位の時間を必要とし,その先の放射線による細胞の生物学的影響の詳細な定量的評価が難しい。我々は,GPUでGeant4-DNAの物理・化学過程の高速化を図った。Geant4-DNAと同等の計算結果を得て,1枚のGPUカードでCPU1000コア相当の計算速度向上に成功した。