2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

22 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[20a-C304-1~9] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2018年3月20日(火) 09:15 〜 11:45 C304 (52-304)

中村 芳明(阪大)、野村 政宏(東大)

10:15 〜 10:30

[20a-C304-5] 還元熱処理により作製した酸化チタン自然超格子の周期構造解析

原田 俊太1、田中 克志2、乾 晴行3、田川 美穂1、宇治原 徹1,4 (1.名大、2.神戸大、3.京大、4.産総研)

キーワード:自然超格子、フォノニック結晶、透過電子顕微鏡法

室温において波動性を利用した熱伝導制御を実現するためには、高周波フォノンの熱伝導を抑制することが必要となる。そこで我々は、周期的な面欠陥を含む酸化チタン自然超格子結晶に着目し、サブnm~数nmの周期構造により高周波フォノンの熱伝導を抑制することを目指している。本研究では、透過電子顕微鏡法(TEM)により面欠陥の周期と周期界面の粗さを評価した。その結果、酸化チタン自然超格子は高い周期性と完全性の高い周期界面を有することが明らかとなった。