[20a-G202-1~10] 12.5 有機太陽電池

[20a-G202-3] リチウムイオン内包フラーレンをドーパント及び抗酸化剤として用いた安定なペロブスカイト太陽電池

〇松尾 豊^1,2、田 日¹、上野 裕³、徐 昇柱¹、丸山 茂夫^1,4 (1.東大院工、2.中国科学技術大学、3.東北師範大学、4.産総研)

キーワード：ペロブスカイト太陽電池、リチウム内包フラーレン、抗酸化剤

ホール輸送層となる有機半導体（spiro-MeOTAD）にリチウムイオン内包フラーレン（Li⁺@C₆₀）をドープし，spiro-MeOTADからLi⁺@C₆₀への電子移動によるspiro-MeOTADのラジカルカチオンと中性Li@C₆₀へ生成を基盤とするペロブスカイト太陽電池の長寿命化と高効率化に成功した．これはリチウム内包フラーレンを有機系太陽電池に用いた初めての成功例である．