[20p-B301-1~13] 7.1 X線技術

[20p-B301-13] XAFS解析における数理学的位相補正：モデルフリー原子間距離決定法

〇石井 真史¹ (1.物材機構)

キーワード：X線吸収、位相シフト、動径構造関数

通常のXAFS解析では、実験で得られた振動構造を複素フーリエ変換し、その結果に、局所構造を仮定したシミュレーションをフィットさせることで、原子間距離を決定する。ここでフィッティングに用いる局所構造モデルには任意性があり、XAFS解析における最大の不確実要素となっている。本研究では、局所構造モデルを使わず、数理学的処理のみで直接的に原子間距離を決定する方法を提案する。