[20p-C301-1~13] 3.11 フォトニック構造・現象

[20p-C301-10] 量子ドット多層積層膜の発光特性（２）

〇竹熊 晴香¹、冷 俊夫¹、立石 和隆¹、Yang Xu²、Yin Thai Chan²、龍崎 奏¹、王 胖胖¹、岡本 晃一¹、玉田 薫¹ (1.九大先導研、2.シンガポール国立大)

キーワード：量子ドット、二次元膜

量子ドット(Quantum Dots : QDs)は半導体ナノ粒子であり、近年従来からのバイオ応用等に加えて、ディスプレイ材料としても注目を集めている。我々はコロイド状QDs(CdSe/ZnS)を固体基板表面に積層転写することで、ナノレベルで厚みを制御した均一な二次元薄膜を作製した。金基板上ではガラス基板上より発光が増強され、QDs層の厚み50 nmで極大を取ることがわかった。本発表では、金基板上のQDs多層膜の発光増強のメカニズムについて詳細な考察を報告する。