2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-P2-1~13] 3.4 生体・医用光学

2018年3月20日(火) 13:30 〜 15:30 P2 (ベルサール高田馬場)

13:30 〜 15:30

[20p-P2-1] 波長掃引型パルス量子カスケードレーザを用いた非侵襲血糖値測定

柴田 尚登1、木野 彩子2、杉山 厚志3、秋草 直大3、松浦 祐司2 (1.東北大工、2.東北大医工、3.浜松ホトニクス(株))

キーワード:血糖値測定、量子カスケードレーザ、中空光ファイバ

非侵襲血糖値測定の実現を目指し,波長掃引型パルス量子カスケードレーザを用いてグルコース水溶液と唇を対象とした測定を行った.出力光を中空光ファイバにより台形型のATRプリズムに入射させた.プリズム上に水溶液をのせ,吸収スペクトルを測定した結果,グルコースの吸収ピークである1080cm-1付近にピークを確認できた.次に,唇を対象に測定した結果,食前後で1080cm-1付近の吸収ピークが増大し,非侵襲血糖値測定の可能性が示された.