2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[18a-E202-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2019年9月18日(水) 09:00 〜 12:00 E202 (E202)

宮本 浩一郎(東北大)、加治佐 平(徳島大)

11:00 〜 11:15

[18a-E202-8] 低分子バイオマーカーの特異的検出に向けたアンカー単分子膜の制御

檜森 匠吾1、西谷 象一1、坂田 利弥1 (1.東大院工)

キーワード:FETバイオセンサ、ジアゾニウム膜

Field Effect Transistor (FET)を用いたバイオセンサは、ゲート電極表面上のイオンや生体分子固有の電荷を直接検出することができるため、分子サイズによらず生体分子認識が可能であり、特に低分子の測定に有効な手段である。ゲート電極に Au を用いると低分子との電気化学反応により高感度な電位応答が得られるため、 Au 電極表面において、夾雑物は到達せず一方で対象とする低分子のみが選択的に到達し Au との反応を計測する、密度コントロールされた界面分子膜の設計が重要となる。そこで本研究では、アリルジアゾニウム塩を電気化学的に還元することでジアゾニウム膜を Au 表面に修飾し、これをゲート電極とした Extended gate FETを用いて表面電位測定を行うことで、 Au 電極による低分子検出に必要な界面分子膜の制御方法について検討した。