2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[18p-B12-1~17] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2019年9月18日(水) 13:15 〜 18:00 B12 (B12)

野々口 斐之(奈良先端大)、吉田 浩之(阪大)

17:15 〜 17:30

[18p-B12-15] 色素ドーピングによる振動発電器用自己組織化エレクトレットの光誘起脱分極の抑制

〇(M1)松浦 寛恭1、石井 久夫1,2,3、田中 有弥1,2,4 (1.千葉大院融合理工、2.千葉大先進、3.千葉大MCRC、4.JSTさきがけ)

キーワード:エレクトレット、振動発電器、配向分極

我々は、TPBi等を用いて荷電処理を必要としない振動発電器(VEG)用自己組織化エレクトレット(SAE)を提案している。SAEは、光吸収によって生成される光キャリアが分極電荷を打ち消すため、寿命が短いことが課題であった。本研究では、TPBiよりもバンドギャップの狭いAlq3をドープし、分子間のエネルギー移動により励起子を失活させることで、光キャリアによる脱分極を抑制し、SAEの長寿命化に成功した。