2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[18p-E310-1~14] 12.4 有機EL・トランジスタ

2019年9月18日(水) 13:45 〜 18:15 E310 (E310)

中 茂樹(富山大)、野口 裕(明治大)、松島 敏則(九大)

15:45 〜 16:00

[18p-E310-6] フッ素系樹脂を有する超低屈折率正孔輸送層における導電機構の解明

佐々木 樹1、鈴木 泰隆1、阿部 岳文2、鶴岡 薫2、桑名 保宏2、大内 靖弘1、出村 誠也3、山口 雄生4、石井 久夫4、野口 裕3、横山 大輔1,5 (1.山形大学大学院有機材料システム、2.AGC株式会社、3.明治大学大学院理工学研究科、4.千葉大学先進科学センター、5.山形大学有機エレクトロニクス研究センター)

キーワード:有機EL、光取り出し、低屈折率

有機半導体とフッ素系樹脂の混合による膜の大幅な低屈折率化は有機ELデバイスの光取り出し効率向上に寄与する新たな技術であるが、絶縁物であるフッ素系樹脂を多く含む混合膜の導電性について詳細な理解が不十分であった。本研究ではその解明を目的とした分析を行い、混合膜中で形成される網目状の相分離構造がバルク中の導電パスを確保し、電極界面に存在する絶縁性フッ素系樹脂がトンネル注入促進に寄与していることを明らかとした。