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[19a-E205-8] 赤外フェムト秒プラズモニック増強場による化学反応制御(III)
キーワード:光解離、赤外超短パルス、プラズモニクス
中赤外フェムト秒パルスで分子振動を強励起することにより,化学結合の選択的な切断・生成が可能となる.我々は局在表面プラズモン励起に伴う電場増強効果に着目し,増強パルス電場を用いて液相分子を強励起することで,解離反応を誘起できることを前回報告した.今回我々は,多段階振動励起に伴う反射ポンプ・プローブ信号を定量的に理解するために数値計算を行い,さらには,解離生成物の帰属のための理論計算を行ったので,その結果を実験結果と合わせて報告する.