2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム(technical) » 界面ナノ電子化学『多様化する半導体ウェットプロセス』

[19p-B11-1~8] 界面ナノ電子化学『多様化する半導体ウェットプロセス』

2019年9月19日(木) 13:30 〜 17:00 B11 (B11)

真田 俊之(静大)、吉水 康人(東芝メモリ)

14:30 〜 14:45

[19p-B11-3] ⅢⅤ族化合物半導体における水との表面反応メカニズム考察

西尾 賢哉1、大井上 昂志1、齋藤 卓1、萩本 賢哉1、岩元 勇人1、小川 祐一2、井田 純一2 (1.ソニーセミコンダクタソリューションズ、2.栗田工業)

キーワード:ⅢⅤ族化合物半導体、InP、In2O3

先端Logic向けにⅢⅤ族半導体材料の開発が進められている。我々は、これまでInPについて、表面に形成されるIn2O3は純水中で成長し、デバイスの界面特性に影響を与えることを明らかにした。本検討では、InPの酸化反応には純水中のOH-基が関与していることを考慮して、ORPが低い水素水の低pH領域におけるIn2O3成長挙動を評価した。結果として、水素水にHClやHNO3を添加した低pH条件では、水素水のみの条件よりもIn2O3の成長が抑制されることが分かった。