[19p-E201-1~7] 宇宙実験と磁場中実験で拓く重力制御科学

[19p-E201-7] 小型落下シャフトを利用した単一粒子の磁化測定

〇植田 千秋¹、久好 圭治¹、寺田 健太郎¹ (1.大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻)

キーワード：微小重力、磁化率、磁気異方性

単一粒子の磁化率χおよびその異方性Δχからは、粒子の磁気的性質を理解するための基本的な情報を得ることができる。しかし試料サイズの減少とともに、粒子に誘導される磁化と、粒子質量mの両方が減少するため実験値を得る事が困難となる。そこで質量１ｍｇ以下の粒子を、微小重力中の磁場空間に開放し、粒子の運動からχおよびΔχを計測することに成功した。この方法はm測定を必要とせず、運動は小型の永久磁石で誘導できる。