2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20p-PA3-1~42] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2019年9月20日(金) 13:30 〜 15:30 PA3 (第一体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-PA3-21] ペロブスカイト/PEO複合体を用いたマイクロリング構造の光励起レーザー特性

椋橋 奈穂1、水野 斎1、佐々木 史雄2、柳 久雄1 (1.奈良先端大物質、2.産総研電子光技術)

キーワード:ペロブスカイト、レーザー、複合材料

有機金属ハライドペロブスカイトは,有機材料の利点である柔軟さやチューナブルな発光特性,無機材料の利点である高い内部量子効率と発光色純度を併せ持つことから電流励起型有機レーザー材料の代替としても注目されている.これまでに我々は,マイクロキャピラリを鋳型としてその内部を満たしたペロブスカイト円柱状結晶を作製し,光励起下において内周をマイクロリング共振器とするwhispering gallery mode (WGM)由来のレーザー発振を観測した.本研究ではこの手法を発展させ,マイクロキャピラリ内壁にペロブスカイトとPoly(ethylene oxide) (PEO)の複合体薄膜をコーティングしたマイクロリング構造を作製し,光励起下においてWGMによるレーザー発振を観測したので報告する.