[21a-E207-1~10] 3.10 光量子物理・技術

△ [21a-E207-10] 時間的に変化する状態の適応量子状態推定の実現

〇(D)野原 紗季¹、岡本 亮¹、藤原 彰夫²、竹内 繁樹¹ (1.京大院工、2.阪大理)

キーワード：量子状態推定、適応量子状態推定

量子情報技術の発展には、量子状態を効率的に推定する方法の確立が不可欠である。これに対して、適応量子状態推定という方法が提案されている。しかし、適応量子状態推定では、一定で変化しない状態の漸近的な推定しかできないため、生体計測のような測定対象が時々刻々と変化する場合には推定を行うことができない。今回我々は、状態が時間的に変化する場合に対する連続適応量子状態推定を提案し、実験を行ったので報告する。