2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[10a-M116-1~8] 3.1 光学基礎・光学新領域

2019年3月10日(日) 09:00 〜 11:15 M116 (H116)

小野 篤史(静大)

09:15 〜 09:30

[10a-M116-2] 高次ベクトルビームを用いた差引イメージングの生体試料への適用

吉田 実生1、〇小澤 祐市1、佐藤 俊一1 (1.東北大多元研)

キーワード:ベクトルビーム、共焦点レーザー顕微鏡、超解像イメージング

我々のグループでは,共焦点レーザー顕微鏡法においてスポット状の点像分布関数(PSF)とドーナツ状のPSFによって取得した2種類の画像の差引のみから、画像の空間分解能を簡便に向上可能な差引イメージング法の開発を行っている。これまで、差引イメージングに用いるビームを、径偏光および方位偏光ビームからなるベクトルビームの高次横モードとすることで、差引における負のサイドローブ発生を抑制しつつ空間分解能を大幅に向上できることを実証した。今回は、生体試料を観察対象とし、最適なビームの組合せを差引法に適用した場合の空間分解能向上効果と、負のサイドローブの影響について実験的に評価を行った結果を報告する。