2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[10p-PA7-1~8] 9.5 新機能材料・新物性

2019年3月10日(日) 16:00 〜 18:00 PA7 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[10p-PA7-2] 第一原理計算を用いたTlInS2におけるドープによる電子状態解析

石川 真人1、中山 隆史1、脇田 和樹2、沈 用球3、Nazim Mamedov4 (1.千葉大理、2.千葉工大工、3.大阪府大工、4.アゼルバイジャン科学アカデミー)

キーワード:第一原理計算、ドーピング

Tl系化合物半導体は低次元の結晶構造を構成し、TlInS2はTl原子が2次元の層状構造を示す。構造解析実験の結果から低温ではIncommensurate相が存在することが報告され、Feをドープすると吸収スペクトルが上昇することから、機能性材料への応用が期待されている。しかしドーピングのメカニズムを解明する理論的なアプローチはなされてはいない。そこで我々は第一原理計算を用いてドーピングによる電子構造と光学特性のメカニズムについて解析を行った。