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△ [10p-S224-4] Ba/Y組成比がTFA-MOD法 (Y,Gd)Ba2Cu3Oy+BaHfO3線材の超伝導特性に及ぼす影響
キーワード:BHO、臨界電流密度、(Y,Gd)BCO
本研究では、TFA-MOD法を用いた(Y,Gd)BCO+BHO線材において出発溶液のBa/Y組成比を従来の1.5から1.8、2.0とストイキオメトリ―な組成に近づけた際に、磁場中超伝導特性にどのように影響を及ぼすのかを検討した。その結果、中間熱処理を新たに導入することで、Ba/Y組成比が2.0であっても高い自己磁場Jc及び磁場中Jc特性を示すことが確認された。また、Ba/Y=1.5 線材において膜表面に析出していた異相をBa/Y組成比を2.0にすることで減少させることに成功した。