2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 物質に内在する学習・最適化能力を活用するマテリアル知能科学

[10p-W810-1~9] 物質に内在する学習・最適化能力を活用するマテリアル知能科学

2019年3月10日(日) 13:30 〜 18:00 W810 (E1001)

河口 研一(富士通研)、田中 啓文(九工大)、松本 卓也(阪大)

15:00 〜 15:15

[10p-W810-4] SWNT/ポリ酸ランダムネットワークによる脳型パルス発生

田中 啓文1 (1.九州工業大学)

キーワード:ランダムパルス発生

近年、ニューラルネットワークに関連してニューロン発火デバイスの研究(脳信号とよく似たスパイク電流・電圧を発生させるデバイス)が多くなされている。もしゆらぎ・ノイズなどを介在させることにより一つのデバイスでニューロン発火を再現できるなら、それは画期的なことで脳シミュレーションのみならず情報処理や人工知能・ロボット工学の分野に大きな影響をもたらす。したがって、本研究の目的はゆらぎ・ノイズ介在によるニューロン発火デバイスを分子素子で作製することであり、将来的には発火の自在制御をめざす。