2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 新デバイス・材料開発のためのナノスケール2次元/3次元分析(II)

[10p-W933-1~9] 新デバイス・材料開発のためのナノスケール2次元/3次元分析(II)

2019年3月10日(日) 13:30 〜 17:45 W933 (W933)

松本 祐司(東北大)、古川 貴司(日立ハイテク)

15:15 〜 15:30

[10p-W933-5] イオン散乱分光法(CAICISS)を用いたLaAlO3(001)基板の終端面解析

李 智蓮1、Kim Jeong Rae2,3、Mun Junsik2,4、Kim Yoonkoo2,4、Shin Yeong Jae2,3、Kim Bongju2,3、Das Saikat2,3、Wang Lingfei2,3、Kim Miyoung2,4、Kim Tae Heon5、Noh Tae Won2,3、リップマー ミック1 (1.東大物性研、2.CCES, IBS、3.ソウル大物理天文学部、4.ソウル大新素材研、5.蔚山大)

キーワード:酸化物、基板、イオン散乱分光法

原子レベルで平坦かつ単一組成を示す基板の開発は、酸化物ヘテロ界面の研究において不可欠である。LaAlO3(001)は基板材料として広く使われているが、極性構造を取っているため、単一終端を示す表面を達成することは難しいと言われてきた。本発表では高温アニーリングと水エッチングを組み合わせることで原子レベルで平坦なLaAlO3(001)基板を実証するレシピを考案し、イオン散乱分光法を用いてAlO2単一終端を確認した結果を報告する。