[11a-M112-1~11] 12.2 評価・基礎物性

[11a-M112-10] CuPc, F₁₆CuPc吸着したSi(111)-(√7×√3)-In表面の構造、電子状態、超電導状態計測

〇角 直也¹、山田 洋一¹、佐々木 正洋¹、吉澤 俊介²、荒船 竜一²、内橋 隆² (1.筑波大　数物、2.物質・材料研究機構)

キーワード：有機半導体、表面超伝導、走査トンネル顕微鏡

銅フタロシアニンはp-型の有機半導体材料としてよく使われる材料の一つである。本研究ではさらに電子吸引性の大きなF16CuPcに注目し、二次元金属であるSi(111)-(√7×√3)-Inに吸着させた際の構造、電子状態、超電導状態を計測した。これら２つの分子を比較することでF置換という僅かな分子の構造の変化が、二次元金属に吸着すると異なる構造や超伝導転移温度の変化などに影響することを明らかにした。