2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

13 半導体 » 13.3 絶縁膜技術

[11a-PB2-1~10] 13.3 絶縁膜技術

2019年3月11日(月) 09:30 〜 11:30 PB2 (武道場)

09:30 〜 11:30

[11a-PB2-8] Si基板上SiO2絶縁膜の角度分解XPSを用いた深さ分解膜質評価

〇(M1)長谷川 菜1、武田 さくら1、吉栄 佑哉1、上沼 睦典1、石河 泰明1、浦岡 行治1、大門 寛1 (1.奈良先端大)

キーワード:SiO2

近年,乗用車や鉄道などでは省エネルギー化や小型化が求められており,それらを兼ね備えた高電圧下で安定動作するパワーデバイスが必要不可欠となっている.しかし,パワーデバイス中に用いられる絶縁膜についてリーク電流が発生してしまうこと,界面準位が高くなってしまい不要な電子を捕らえてしまうことが課題として挙げられている.そこで本研究では,絶縁膜の作製プロセスの違いによる酸化膜の質の違いを明らかにすることを最終目標に掲げ,まずXPSで酸化膜質の深さ依存性を明らかにする手法の構築を目指した.具体的には,熱酸化膜とCVDによるSi酸化膜を角度分解XPS測定し,検討を行った.